休職するまでの話①

中の人の話

*この記事は休職当時、別ブログに書き残していたものです。

結論:体を壊してまでやるべき仕事はない。

一体験談としてつらつらと書いていますが、お伝えしたいことはそれだけです。 

ほんの数週間前までは、「どんなに仕事が大変でも体がぶっ倒れるまで耐えるべき」と思っていました。

そして夏休み直前、メンタル不調でダウンし突如瀕死状態となりました。「げんきのかけら」を与えられないと次の攻撃で即死でした。(分からない方はポケモンしてください。)

このあと継続して働くか、しばらく休職するかはわかりません。とりあえず2週間ほど仕事から離れてようやく気がついたのが「体を壊してまでやるべき仕事はない」ということです。

パソコンの前に座っていることが出来るまでには回復したので、いつか同じような状態になった方のご参考になればと思い記事を書きます。

*単なる自爆劇なので、会社や上司につぶされそうという方の参考にはなりません。すみません。

はじめて心療内科を探した日

1月下旬、数日間よく眠れない日が続いたことがありました。中途覚醒、早朝覚醒というやつでしょうか。

夢の中でも仕事をするようになり、ベッドに横になっていても寝た気がしませんでした。

ちなみに中高時代は21時過ぎには寝落ちてましたし、大学時代は起きたら午後の授業が終わっていることもあるほど生粋のロングスリーパーです。ただのクズですね。

睡眠不調に加えて、仕事中、妙にイライラするようになっていることに気が付きました。

なんかおかしいな~と思い、初めて心療内科を探したのがこのときです。ググった結果、まだ病院に行くほどでもないということが分かったので結局受診はしませんでした。

ちなみに同期はグリコのGaba for sleepを食べるとよく眠れると言っていました。言うことを聞いて買ってみればよかったです。プラシーボ大事。

仕事したいしたい期

私が働いているのは都会面をした地方都市。ここで一生を終える将来像を描くことが出来ず、東京に出たい欲がMAXになっていました。

自分でもなんでだろうと思うほど、この土地から出ることに固執していました。もしかしたらこの田舎に不満があるのではなく、今の自分、今の仕事に満足できていないのでは?とも思いました。

色々考える暇があるからこんなことを考えてしまうんだ。

そうだ、狂うように働けばいい。

死ぬ気で働いて人並みの成果ぐらいは残してから1年後に転職しよう。

そう思って期末に上司に伝えたことばがこちら。

「あと1.5倍ぐらい仕事したいです!!」

一度目のノックダウン

4月に入り、気分が激しめに落ちてるな~と気づきました。

低空飛行の日々が続いたある日、右目で変なまばたきをしたことに気づきました。

同日、帰宅後ごはんも食べず、テレビもつけず、気づいたらベッドの横でぼーっとしていました。何を考えていたかは忘れましたが、涙が一粒顔をつたったことだけは覚えています。

次の日、通勤中に呼吸が乱れ、肩で呼吸をしながら出社しました。

PCの前には座ったものの、ほぼ仕事が手につかず半休をいただきました。たしかあの時も自席で涙を流したような。

 日光を浴びて帰って気分が晴れたと思ったのはつかの間、帰宅した途端

「ぅあああああああああ」

 と叫び、自分でも驚きました。

その日を境に、何か嫌なことを思い出しては叫んだり奇声を発したりする日々が始まりました。

さすがにおかしいかなと思い、またグーグル先生に聞いてみるも、うつ病などに当てはまるような症状もないので病院に行くほどではないと判断。せめて会社でカウンセリングを受けてみようとするも連絡先が分からず断念。それでもどこかに相談したかったのか、「こころのほっとチャット」というところにLINE相談を投げていましたが、4か月たった今も回答待ちです(笑)

ワーカーズハイ

自分が仕事を増やせと暴れたからか、偶然か、4月から新しい業務を担当することになりました。慣れない仕事を前に、来たものを無心で打ち返すだけのマシンと化していきました。

自分の業務は全部自分で完結させなければ・・・

こんなの他の人がやれば本来定時で終われるぐらいの仕事・・・

残業代をもらうほどのアウトプットは出してない・・・

などと思いながら、朝、休日、深夜のサビ残を自主的にコンプリート。狂うように働きたかったので、残業が増えること自体は気にしていなかったのですが、生活リズムは結構ガタガタになっていました

それよりも、自分の弱点やコンプレックスと向き合わなければならない業務が増えていたのが、かなり精神的負担になっていました。前年までピクミンのように先輩にくっついて仕事をしていただけの自分にとって、そういった業務のハードルがとても高く感じていたのです。

これを真っ向勝負で飛び越えようと思ったのが間違いでした。

高いハードルなんてみんなで手をつないでくぐっちゃえばよかったのに。

周囲の方から心配はしていただいていましたが、

「大丈夫です!」

「限界は超えてランナーズハイです!」

「残業が多いのは自分のスキル不足なだけです!(なので業務の調整は不要)」

と撥ね除けていました。

このときはまだ、本当に大丈夫だと思っていました。頑張れば何とかなるし、頑張りたいと思っていました。ハイになっていたので、一周周って楽しい!!という感じでした。

なんというドM精神。

投げやり期

仕事がひと段落したころ、以前の自分なら口にしないようなセリフを周囲に漏らすようになっていました。

もうどうでもいい

勝手にしてほしい

興味がない

オフィスでも愚痴が抑えきれなくなっていました。

元々仕事のモチベーションは高い方で、仕事に対してネガティブな発言はしないようにしていようという意識もしてきた(つもり)ので、この状態になったときはさすがに自分でも変だなと思いました。

思い通りに進まない仕事に辟易しきっていたのだと思います。表ではこう言いつつ、心の中では「自分のスキルが足りないから・・・」「自分のせいで・・・」と自分を責めていました。でもそれぐらいの言葉を口にしないとやっていられない状態になっていました。人間って、無意識に自己防衛しはじめるんですね。そしてそんな言い訳をしようとしてしまう自分に嫌気がさす・・・という負のループに入っていったわけです。

もうこの頃は気を抜くと、椅子からずり落ちるんじゃないかというレベルで気怠そうにデスクに向かっていました。新卒の時はもっとキラキラした目をしていたと言われたので、たぶん死んだ魚のような眼をしながら仕事をしていたのだと思います。

何にも出来ないのにふんぞり返って愚痴と言い訳ばかり言う若手。

なんという奴でしょう。

一歩会社から出ればただのクズとはいえ、仕事となると完璧主義と責任感が人一倍になるタイプだったので、今はとりあえず全部70点ぐらいで仕事してみようと思い、だましだまし目の前の仕事をこなし続けました

つづく。

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